@article{oai:kpu-m.repo.nii.ac.jp:02000129, author = {大家, 慎也 and Oie, Shinya}, issue = {57}, journal = {Studia humana et naturalia}, month = {Feb}, note = {本稿では池田喬・堀田義太郎著『差別の哲学入門』を参照し、差別という概念そのものの理解という根本的な知見を踏まえて、遺伝子差別のあり方とその対応策を考察する。遺伝子差別とは、人々の間に遺伝情報に基づいて区別をつけ、その一方にのみ不利益を与える行為である。遺伝子差別の悪質さは①害の発生、②自由の制約として権利を侵害すること、③他者を対等な人格として尊重すべしという義務に違反することという三つの差別の悪の説明の組み合わせによって考察することができる。そして遺伝子差別が(1)正当化されること、また(2)無自覚におこなわれることに私たちは注意すべきであり、私たちはそのメカニズムを理解し、それに批判的に取り組むことで、遺伝子差別防止の筋道を辿ることができる。}, pages = {61--70}, title = {書評 何が遺伝子差別を悪質にするのか、また遺伝子差別はいかにして防ぐことができるのか : 池田喬・堀田義太郎著『差別の哲学入門』をもとに}, year = {2024}, yomi = {オオイエ, シンヤ} }