@article{oai:kpu-m.repo.nii.ac.jp:00002037, author = {室田, 昌子 and Murota, Masako and 岩脇, 陽子 and Iwawaki, Yoko and 山本, 容子 and Yamamoto, Yoko and 滝下, 幸栄 and Takishita, Yukie and 光本, かおり and Mitsumoto, Kaori and 岡, 薫 and Oka, Kaoru and 松岡, 知子 and Matsuoka, Tomoko}, journal = {京都府立医科大学看護学科紀要, Bulletin of School of Nursing Kyoto Prefectural University of Medicine}, month = {Dec}, note = {2025年問題を控え、看護職には、地域完結型医療・ケアの考え方に立脚した地域での暮らしをつなぐ在宅看護の視点を持ち、在宅ケアを見据えた看護を提供できる人材が求められている。今回、看護基礎教育における慢性期患者の在宅ケアに向けた継続看護の教育方法の検討を目的に、学士課程2年次の成人慢性期看護援助論Ⅰにおいて、2時間、退院調整看護師による講義と演習を実施した。 地域医療連携室の役割について講義を行い、演習ではグループに分かれて事例について話し合い、グループ発表を行い、最後に実際に行われたケア内容を説明した。調査時期は2015年7月、対象者は2年生82名である。授業終了後に自己記入式の調査票を配布した。調査項目は、性別、年齢、学習目標の到達度7項目、学習内容の理解度6項目、教育方法の有用性1項目、講義内容5項目、講義の感想5項目を4段階評価でたずね、効果的であった点、講義からの学び、講義の感想については自由記述を求めた。倫理的な配慮は、研究参加は任意であること、成績には関係しないこと、匿名性の保持を口頭と書面で説明し、文書による同意を得た。調査項目についてはSPSS Statistics 21を用いて基本統計量を算出し、自由記述は意味の類似性をもとにまとめた。 研究参加の同意が得られた78名(有効回答率95%)を分析対象とした。女性96%、男性4%であり、平均年齢は19.4(±0.64)歳であった。学習目標の到達度、学習内容の理解度、教育方法、講義内容、講義の感想の全ての項目において回答者の96~100%が「とても・まあまあ」と回答していた。教育方法の効果的であった点として「グループワークによる継続看護の検討」「地域医療連携室での看護のイメージ化」などが抽出された。講義からの学びでは「地域医療連携室の役割」「患者に合わせた実際の退院支援」などが抽出された。講義の感想では「自己の将来の看護師像への投影」などが抽出された。 これらのことから、退院調整看護師による講義と演習は、臨床現場のイメージ化につながり、地域医療連携室の役割を理解し、患者に合わせた実際の退院支援を知る機会となり、社会資源活用、多職種連携の大切さを実感できる機会となっていた。具体的な事例から退院支援を導くこと、グループワークにより継続看護を検討することが有用であったと考える。今後は、今回の学びが教育実践での実習にどのように影響していくのか検証していく必要がある。}, pages = {63--70}, title = {看護基礎教育における慢性期患者の在宅ケアに向けた継続看護の教育方法の検討}, volume = {27}, year = {2017}, yomi = {ムロタ, マサコ and イワワキ, ヨウコ and ヤマモト, ヨウコ and タキシタ, ユキエ and ミツモト, カオリ and オカ, カオル and マツオカ, トモコ} }