@article{oai:kpu-m.repo.nii.ac.jp:00002235, author = {大賀, 知津子 and 吾妻, 知美}, journal = {京都府立医科大学看護学科紀要, Bulletin of School of Nursing Kyoto Prefectural University of Medicine}, month = {Jan}, note = {洛和会丸太町病院, 京都府立医科大学大学院保健看護学研究科, Rakuwakai Marutamachi Hospital, Kyoto Prefectural University of Medicine Graduate School of Nursing, 【目的】中堅看護師のキャリア・プラトーの様相を明らかにし、キャリア支援のあり方を検討する。 【研究方法】データ収集期間は2017 年3 月~ 6 月。中堅看護師に就職後から現在までの「感情浮沈図」を記載してもらい、その変化を確認しながらの半構成的面接によりデータを収集した。感情浮沈図の横軸は時間の経過を、縦軸は“ 看護師として成長している実感の度合い” を(2 -)~(2 +)までの感情の起伏で表現してもらい、感情浮沈図が示す形状および研究参加者の語りからキャリア・プラトー状態を判定した。 【倫理的配慮】本研究は京都府立医科大学医学倫理審査委員会の承認を得て行った。(受付番号ERB-E-344)【結果】研究参加者は、12 名(男性2 名、女性10 名)、平均年齢31.8 歳、看護師経験年数は5 ~ 13 年(平均経験年数6年9 か月)であった。このうち、キャリア・プラトーを経験した者は8 名であった。成長の実感が(2 -)の状態でプラトーを経験した者は1 名、(-)が2 名、(+)が4 名、(-)と(+)の2 回のプラトーを経験した者が1 名であった。プラトー出現時期は就職後半年から5 年、プラトーの期間は1 年間から5 年間であった。中堅看護師のプラトー状態は、成長の実感がプラス状態でもマイナス状態でも起こった。プラトー状態に陥る要因としては、同一部署での勤務による刺激のなさや指導者がいなくなることによる看護実践能力を発展させることができないという不安があった。また、プラトー状態からの脱却には、環境の変化が有効であった。 【考察】中堅看護師の感情の起伏の様相やプラトーの出現時期や期間は様々であったが、脱却方法として、環境の変化によることが多かった。しかし、必ずしも効果的ではない場合もあることから、中堅看護師のキャリアを支援するには、発達段階や動機づけ要因を重視したきめ細かな支援が必要であることが示唆された。}, pages = {7--16}, title = {中堅看護師のキャリア・プラトーの様相}, volume = {28}, year = {2019}, yomi = {オオガ, チズコ and アズマ, トモミ} }