@article{oai:kpu-m.repo.nii.ac.jp:00002268, author = {小野, 勝彦 and Ono, Katsuhiko and 川野, 幸平 and Kawano, Kohei}, issue = {52}, journal = {Studia humana et naturalia}, month = {Mar}, note = {脳幹の発生過程では、正中線を越えて反対側に移動する神経細胞がみられる。どのような仕組みで正中交差移動が制御されているのか、動眼神経核の運動ニューロンをモデルとして調べた。早期に最終分裂を行う動眼神経核ニューロンは核の前部に多くみられ交差移動しないのに対して、遅くに最終分裂する細胞は神経核内の後部に位置しており交差移動することが分かった。さらに、最終分裂の時期により、反発性軸索ガイダンス分子Slit の受容体Robo2 の発現が異なり、早くに最終分裂を行うニューロンで発現がみられた。遅くに最終分裂を迎えるニューロンはRobo2 を発現しないのでSlit に反応せず、このため正中領域を通過し反対側に移動できるものと考えられる。この結果から、正中交差移動は細胞の誕生日(最終分裂の時期)に依存した分子発現により調節されていることが示された。}, pages = {29--40}, title = {脳幹の形成過程で見られる正中領域を越える細胞の移動}, year = {2019}, yomi = {オノ, カツヒコ and カワノ, コウヘイ} }