@article{oai:kpu-m.repo.nii.ac.jp:00002389, author = {峯村, 優一 and Minemura, Yuichi}, issue = {53}, journal = {Studia humana et naturalia, Studia humana et naturalia}, month = {Dec}, note = {The Survey of Organizational Research Climate(SORC)は、研究公正を保つ組織の環境を、定量的に示すことでのできる妥当性のある評価尺度として認められ、多くの研究機関で用いられている。組織の管理職の人々にSORCの測定結果を与えることにより、公正さを維持する組織を作るために、組織内の人々の行動や組織の政策等をどのように改善すれば良いかについて、助言を与えることができるとされる。ウェルズ等は、ミシガン州立大学、ペンシルベニア州立大学、ウィスコンシン大学の3つの研究機関において、自然科学あるいは社会科学分野のみならず、人文科学分野の研究者を含めて、SORCを用いた合同調査を実施した。調査結果として、SORCで用いられた7つの尺度に基づいて作成された質問項目における、クロンバックのアルファ係数は一定の高い値を示し、信頼性のあることが分かった。また、各研究領域によってSORC調査テストのスコアに変動があり、組織の管理者の注意を、スコアの低い因子に向けるように助言を与えることによって、組織環境の改善に繋げることができるとされる。本論文では、ウェルズ等の見解に反して、SORCによって得た結果を組織の管理者に与えて助言するだけでは、組織環境の改善に繋がらないことを明らかにする。また、組織文化を構成するのは、組織内の人々による認識パターンのみではなく、倫理的感受性や倫理的動機等を含むものであり、SORCでは組織における研究環境を理解することができないことを示す。最後に、SORCの質問項目等をどのように改良すれば、組織における研究環境について、より正確に測定できるかを明らかにする。}, pages = {37--49}, title = {組織における研究環境の評価尺度 : 論文 “Survey of Organizational Research Climates in Three Research Intensive, Doctoral Granting Universities”の分析を主軸にして}, year = {2019}, yomi = {ミネムラ, ユウイチ} }