@article{oai:kpu-m.repo.nii.ac.jp:00002510, author = {關戸, 啓子 and Sekido, Keiko}, journal = {京都府立医科大学看護学科紀要, Bulletin of School of Nursing Kyoto Prefectural University of Medicine}, month = {Dec}, note = {京都府立医科大学医学部看護学科, School of Nursing, Kyoto Prefectural University of Medicine, 入所型の高齢者福祉施設で高齢者との援助関係形成を目的に、看護系大学2年生へ2週間臨地実習を実施している。実習指導中に教員が、学生に「ほとんど介入的な指導をしなくても、良い援助関係を築けていける」と感じる転換点があることに気づいた。転換点と感じるのは学生に何ができるようになった時点なのか、また、この転換点を迎える時期への影響要因は何かを明らかにする目的で調査を行った。対象は研究協力に同意した看護系大学2年生8人であった。学生の実習記録を、看護学生が「患者に出会う」構造として抽出された6 段階を用いて分析した。併せて、高齢者との同居の有無、高齢者に対する感情のアンケート調査と東大式エゴグラムを実施した。  学生の記録に、「患者に思いを巡らす」にあたる記述がみられるようになる時期と、教員が転換点を迎えたと判断する時期がほぼ一致していた。高齢者に肯定的な感情を持っており、東大式エゴグラムで「世話やきタイプ」「適応タイプ」の学生は、実習の早い段階で転換点を迎えていた。高齢者に対して「肯定的」な感情を持っておらず、東大式エゴグラムで「現実無視タイプ」「管理者タイプ」の学生は、実習の後半になって転換点を迎えていた。  学生が、早期に「患者に思いを巡らす」、すなわち、高齢者の立場になって考えることができるように、教員は学生の性格や背景を考慮しながら指導することの重要性が示唆された。}, pages = {45--53}, title = {臨地実習において看護学生と高齢者の援助関係が深まる転換点に関する検討}, volume = {30}, year = {2020}, yomi = {セキド, ケイコ} }