@article{oai:kpu-m.repo.nii.ac.jp:00002754,
 author = {大原, あかり and Ohara, Akari and 吉岡, さおり and Yoshioka, Saori},
 journal = {京都府立医科大学看護学科紀要, Bulletin of School of Nursing Kyoto Prefectural University of Medicine},
 month = {Dec},
 note = {京都大学大学院医学研究科人間健康科学系専攻看護倫理学研究室, 京都府立医科大学大学院保健看護学研究科, Department of Nursing Ethics, Graduate School of Medicine and Faculty of Medicine, Kyoto University, Graduate School of Nursing for Health Care Science, Kyoto Prefectural University of Medicine, 本研究は, 国内の再発・進行がん患者の疾病体験における意思の揺らぎについて, 操作的定義に基づき明らかにすることを目的とした．国内の文献より, 再発・進行がん患者の疾病体験における意思の揺らぎに関するシステマティックレビューを行った．本研究における揺らぎの操作的定義をもとに, 質的帰納的に内容分析し検討した．
　分析の結果, 「揺らぎ」の操作的定義に該当する内容は10 のカテゴリーに分類され, 【症状・治療体験から生じる医療への期待感喪失】や【他者との関係性混迷】, 【絶え間ない変動に対する否応ない適応への急迫】, 【自己の人生の委任】などが抽出された. 再発・進行がん患者は疾病体験において常に心理・身体両面での安定と不安定を行き来し, 心理・身体ともに安定状態にある時でも絶えず安定性が損なわれる可能性が存在するということが示唆された．
　今後, 本研究の結果をもとに, 他者との関係性による影響を考慮した揺らぎの再定義を行い, 病期や身体症状の程度を限定した質的研究を行うことが必要であると考える．},
 pages = {1--12},
 title = {再発・進行がん患者の疾病体験における意思の揺らぎに関するシステマティックレビュー},
 volume = {32},
 year = {2022},
 yomi = {オオハラ, アカリ and ヨシオカ, サオリ}
}