@article{oai:kpu-m.repo.nii.ac.jp:00002758, author = {寺田, さとみ and 吾妻, 知美}, journal = {京都府立医科大学看護学科紀要, Bulletin of School of Nursing Kyoto Prefectural University of Medicine}, month = {Dec}, note = {元京都中部総合医療センター看護専門学校, 京都府立医科大学大学院保健看護学研究科, Kyoto Chubu Medical Center Nursing of School, Kyoto Prefectural University of Medicine Graduate School of Nursing, 【目的】教育責任者の語りから、看護専門学校の新人教員を育成する過程を明らかにし、新人教員の教育のあり方を検討する。 【研究方法】データ収集期間は、2018年3月~8月。看護専門学校において新人教員の教育を担当する10看護専門学校の教育責任者10名に、半構造的にインタビューを実施した。新人教育に関する内容を抽出し、看護専門学校ごとに新人教員の教育過程について経時的に図示した。 【倫理的配慮】本研究は、京都府立医科大学医学倫理審査委員会の承認を得て行った。(受付番号FRB-E-378) 【結果】研究参加者は、10名(全員女性)、平均年齢53.8歳、看護師経験年数は5年~22年(平均経験年数12.5年)、看護教員経験年数は、5年~28年(平均18.8年)であった。看護専門学校の新人教員を育成する過程において、「母体病院を有する看護専門学校の新人教員の採用では、母体病院から決められた臨床看護師の異動であり、看護専門学校の人事権はない」「新人教員のためのマニュアルが整備されていない」「新人教員は専任教員養成講習会の受講後から一人前と認められ、学生指導や授業などの役割が与えられる」「臨地実習指導は、新人教員の力量に関係なく独り立ちが求められている」「新人教員の育成は教育責任者がほぼ担っている」という特徴が確認できた。 【考察】看護専門学校が新人教員を育成するための教育方法はそれぞれ違っていた。新人教員が組織に馴染み、一人前として成長するためには、様々な背景にある新人教員が理解できるような可視化された教育マニュアル作成するなどして、全教員で共通の理解ができるようにすることが重要である。これまで教育責任者が一人で担っていた新人教育の暗黙知を先輩教員双方で確認できることが重要である。 以上から、看護専門学校において新人教員を育成するための組織文化の醸成のために、新人教員の背景や経験に合わせた個別性のある指導方法を用いること、指導過程のシステム化や明文化して残すこと、全教員が新人教員の育成に関わる必要があるということが示唆された。}, pages = {45--58}, title = {看護専門学校における新人教員を育成する過程}, volume = {32}, year = {2022}, yomi = {テラダ, サトミ and アズマ, トモミ} }